読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

好きなことで仕事しています。 -オタク社長の奮闘記-

by 企画制作会社セブンデイズウォー代表取締役、クイズ専門誌『QUIZ JAPAN』編集長、クイズ作家の大門弘樹

競技クイズはCSのコンテンツになりえるか?

 

f:id:hdymon:20160113145138j:plain

さてさて、前回に引き続き、ファミリー劇場の20時間生放送の話です。

2日目は、新企画のプレゼンコーナーのために、再びファミリー劇場を訪れました。

今度は古き良き『ウルトラクイズ』とは打って変わり、「競技クイズ」という尖りまくった企画のプレゼンです。

「競技クイズ」とは、常人が理解できない問題を、理解できない速度で押す、まさにエクストリームスポーツ」の世界。

広く大衆に受け入れられないといけない地上波では難しいですが、そこはニッチなコミュニティーを開拓したいCSにぴったりの素材です。

地上波のクイズ番組が「いっしょに解く」目線のクイズ番組なら、こちらは「鍛錬したアスリートによる押し合いをリングサイドで見る」番組。

クイズをかるたに置き換えてもらうとわかりやすいと思います。

「いっしょに解くクイズ」「和気藹々とした楽しいクイズ」が「かるた」なら、後者はまさに「競技かるた」。

ただし、常人に理解できない世界とはいいつつも、それを伝える出演者は、キャラが立ってないといけません。

理解できない世界だからこそ、噛み砕いて伝える人間がマストで必要になるのです。

というわけで、集まってもらったのが「競技クイズ界」を代表するスゴイ4人!

解答者3名には、地上波の番組を総なめにしてきた現役東大生クイズ王の2人伊沢拓司君水上颯君!)と「競技クイズ界最強の男」(徳久倫康君)を、そしてMCには、競技クイズの大会の司会をこなしている古川洋平君にお願いしました。

わずか15分という持ち時間だったので、早押しの極限を見せること一点に集中しましたが、ボタンが押されるたび、裏で番組スタッフの皆さんが爆笑されていたのを見て、手ごたえを感じました。

そう、理解の限界を超えた世界は笑っちゃうんです。もはやギャグ漫画の世界なんですね。

テレビのクイズ番組を離れた「競技クイズ」というジャンルが生まれておよそ20年。

すでにオープン大会という自立した舞台を持つ世界ではありますが、その世界を認知してもらうというパブリシティのためにも、CSでの番組化はぜひ実現してほしいです。

まずは夢への第一歩に協力してくれた4名の出演者の皆さん、そしてご覧いただいた皆さん、ありがとうございました!

 

f:id:hdymon:20160113145130j:plain

怒涛の年末年始!『マンオブシニア』とファミ劇生放送!

 

f:id:hdymon:20160112224247j:plain

あけましておめでとうございます!

あっという間に1月ですね。

昨年末は『マン・オブ・ザ・イヤー・シニア』というクイズイベントがあり、ブログの更新もままならないほどテンパっていましたが、やっと落ち着きました。

『マンオブシニア』は、出場者が95人に対して、なんと観覧のみのお客さんに160人近くも来ていただき、大盛況となりました。

どういうイベントだったのかは、こちらの『QUIZ JAPAN』のニュース記事でご確認ください。

1960年代生まれのレジェンドが集結!一日限りの夢舞台「Man of the Year Senior 2015」開催!|QUIZ JAPAN 公式サイト


さてさて、そんなこんなで仕事始めでしたが、この連休は、まさかのテレビ出演がありました。

それがこちら。ファミリー劇場の20時間生放送!

CS局のファミリー劇場が開局20周年を迎えるにあたり、なんと20時間の生放送を行うということで、僭越ながら、僕も出演者の1人として深夜の「編成生会議」に呼んでいただきました。

役割はもちろん、クイズ文化の第一人者として、クイズ番組やクイズの現状をアピールするというもの。

この編成生会議を仕切るのは、実際のファミリー劇場の編成部長の服部洋之さん

服部さんはウルトラクイズ再放送を実現したクイズ界の大恩人ですから、僕としても非常に意義のある出演でした。

まあ、最終的にはクイズに限らず、ペット、グルメ、お色気など、なんでも提案していましたが(笑)

その3時間半に及ぶ深夜の生放送を終え、翌日は別の企画のために再びファミリー劇場を訪れましたが、この話も長くなりそうなので次回に…。

 

 

QUIZ JAPAN vol.5

QUIZ JAPAN vol.5

 

 

 

『QUIZ JAPAN vol.5』発売しました!

f:id:hdymon:20151218032400j:plain

ついに!!!
『QUIZ JAPAN vol.5』が発売となりました!
目印はこの福澤朗アナウンサーの表紙です!

福澤さんといえば、高校生クイズ『頭脳王』でおなじみのこのポーズ!

福澤さんへのインタビューは、実は創刊号からずっと構想していたページで、今回念願がかないました。
今年は福澤さんがフリーアナウンサーになって10周年というメモリアルイヤー。

記念すべき年に、原点ともいえるウルトラクイズ高校生クイズを振り返っていただき、ご本人も「ここまで深く話をさせていただいたのは初めてです」と感慨深げでした。

インタビューしてくれたのは、ニコニコ動画のクイズ番組『魁!!クイズ塾』で塾長を務めてくれている作家の日高大介さん。

自身も『高校生クイズ』で全国大会に行ったことがあり、クイズ作家としても長年『高校生クイズ』にかかわっている生粋の『高Q』っ子。

90年代からテレビが大きく変わっていく中で、福澤さんがどのようにもがき、自らのMCのスタイルを確立していったのか。

3時間に及ぶ濃密な対談の模様はぜひ誌面にてご確認ください!

ちなみに、こちらの特設サイトでは、期間限定でなんと!福澤さんの「ジャストミート」「ファイヤー」といったボイスがプレゼントされています!

 

QUIZ JAPAN vol.5

QUIZ JAPAN vol.5

 

 

www.quizjapan.com

パンケーキ

安納芋モンブランとカラメルバナナのパンケーキ。

ウィーンの森にて。

カラメルバナナが美味しかったです!

f:id:hdymon:20151215193204j:plain

ウィーンの森 - コーヒーから生まれる笑顔のために。

 

『頭脳王』が描く天才像

あっという間に12月です。もう2015年も残すところ、あとわずかですね。

さて、先日、『頭脳王』の第4回が放送されましたね。

結果は「東大医学部の異端児」水上颯の2連覇!

ネット上では、昨年にも増して「水上くんフィーバー」がすごいことになっております。

 

昨今めっきり少なくなった視聴者参加番組ですが、こうしたガチ路線のクイズ番組は視聴者あっての番組なので、まだまだ一般人からスターが生まれるんですね。

 

クイズ番組から生まれたアイドル的に人気のスターといえば、『第13回ウルトラクイズ』優勝の長戸勇人さんや、同『第15回』優勝の能勢一幸さん、そして『第30回高校生クイズ』優勝の田村正資くんが有名ですが、共通するのは女性に圧倒的な人気であること!

 

ビジュアルが重要なのはもちろんですが、特に水上くんは、天才ファクターと、笑わ
ないキャラが秀逸です。

僕が第3回の時に水上くんを見た時の第一印象は実写版L(DEATH NOTE)」でした。

そう、一言でいうと、「漫画の中にしかいないキャラ」なんです。

実は『頭脳王』がやろうとしていることは、「漫画やドラマの中にいるような天才を
実際に見つけ出す」ということなんだと解釈しています。

「考察ゲーム」なんて、その典型ですよね。

コンピュータと戦って勝つ。もはや漫画か『相棒』の右京さんです(笑)。

水上くんはその番組が求める天才像のど真ん中ストレートなんだと思います。

だって「考察ゲーム」でコンピュータに完勝しても、ピクリとも笑わないんですから。

『頭脳王』の問題には解説が一切ありませんが、これも彼ら出場者の「天才ぶり」を際立たせるための作戦だと思います。

「この番組はいっしょに問題を解く番組じゃないんです。とにかく天才たちのつきぬ
け具合を見てほしいんです」という意図なんでしょう。

 

そして、この番組が素晴らしいのは、天才たちに対して「詰め込み教育」「ガリベン」的な、偏見に満ちたステレオタイプな描き方をするのではなく、「頭の柔らかさ」や「守備範囲の広さ」といった角度からも賛美している点にあります。

東大生や京大生というと、視聴者側も「ガリベンなんでしょ?」みたいなレッテルを貼りがちでしょう。

視聴者がそういう偏見で出場者を観ないように、すごく細やかな注意を払っている番組なんだと観ていて感じました。

この番組を観た子供たちの中には、スポーツ選手や歌手に憧れるように、天才に憧れる子もいるんじゃないでしょうか。

それぐらい水上くんたちはカッコよかったです。

単なる「ビックリ人間番組」を超えた「学ぶことへの憧れ」を抱く番組。

そんな番組を作り上げた制作スタッフの皆さんに心より拍手を送りたいと思います。

 

さて、その天才・水上颯さんですがなんとQUIZ JAPANのオリジナル新クイズ番組『魁!!クイズ塾』の第1回に出演してくれています!

#1は期間限定で無料公開していますので、ぜひこちらもご覧くださいませ。

 

水上くんと同じ東大クイズ研のもう一人の天才・伊沢拓司のエッセイも絶賛発売中!

東大生クイズ王・伊沢拓司の軌跡 I ~頂点を極めた思考法~ (QUIZ JAPAN全書)

東大生クイズ王・伊沢拓司の軌跡 I ~頂点を極めた思考法~ (QUIZ JAPAN全書)

 

 

『QUIZ JAPAN』vol.5  12月16日発売!

QUIZ JAPAN vol.5

QUIZ JAPAN vol.5

 

 

 

時代を変えたクイズ番組①『カルトQ』

f:id:hdymon:20151119181455j:plain

いよいよ12月16日に『QUIZ JAPAN vol.5』が発売となります!

様々な特集がてんこ盛りですが、今回このブログで取り上げたいのはこちらの番組。

 「真夜中の狂信的クイズ」、『カルトQ』です。

 

クイズ番組の歴史の中で、特に歴史が大きく動いた一大転換点があります。

最も有名なものは、1977年のアメリカ横断ウルトラクイズの登場でしょう。

 

スタジオを飛び出して外ロケでクイズというのも、それまで優勝者のみが行くものだった海外でクイズを行うというのも、クイズ以上に挑戦者にドキュメンタリータッチで迫るのも、全部ウルトラクイズが発明したものです。

ウルトラクイズの登場以後は、どこもかしこもウルトラクイズのパロティ企画や、フォロワーだらけ。

まさに時代を変えた番組の証左といえるでしょう。

 

その次に来た大きな波が、『カルトQ』です。

それまでのクイズ番組は、日常で触れる雑学が出題範囲でした。

つまり誰もがどこかで聞いたことがあるようなもの、それこそ主婦なら知ってるであろう料理の知識や、読書家なら知っててしかるべしな文豪の問題が出題されていました。

その暗黙の了解をぶち壊したのが『カルトQ』だったのです。

 

80年代に大きく花開いたサブカルの盛り上がりを、そのままクイズ番組の出題テーマにしてしまう手法は、まさに劇薬。

『カルトQ』の破壊力は、「これはクイズ番組に出る」「これは出ない」という線引きを一気に無意味なものと化し、「広く浅く雑学を問う」クイズ番組を一時代前のものへと押しやったのです。

 

結果、「誰もがどこかで聞いたことがあるようなもの」を問うクイズ番組は激減し、クイズには「知って得する」とか「東大生が薦める」ようなバリューがないと成立しづらくなりました。

 

よく「クイズ研究会がクイズ番組を終わらせた」とか言われますが、それは表面的な事象にしかすぎません。

常に新しいものを探し求めるテレビの世界において、あまりにも革新的な企画は、従来のものを葬り去る破壊者でもあるのです。

 

『カルトQ』は、まさに日本人が一億総オタク化していく時代に生まれた、象徴的な番組であると言えるでしょう。

 

今回の『QUIZ JAPAN vol.5』では、『カルトQ』の司会者うじきつよしさんに、その頃のお話をいっぱい語っていただきました(インタビュアーは吉田豪さんです!

 

禁断の扉を開いたクイズ番組に関する秘話の数々、ホントにオススメです!

 

QUIZ JAPAN vol.5

QUIZ JAPAN vol.5

 

 

新番組『魁‼︎クイズ塾』

ずいぶん間が空いてしまいました。もう11月ですね!

クイズジャパン5号の編集が佳境に入り、忙しくしています。

さて、突然ですが新しくクイズ番組を作ることにしました!

とはいっても地上波のテレビではありません。

 

媒体はニコニコ動画です。

僕が編集長を務める『QUIZ JAPAN』が運営するニコニコチャンネル「QUIZ JAPAN TV」では、これまでも様々なコンテンツを配信してきました。

ある時はトークライブの動画、ある時はクイズ大会の動画…。


これまでにも「QUIZ DEAD OR ALIVEという、クイズ王がライフポイントを奪い合うガチクイズ番組を自社制作してきましたがそれとは別に全く新たな番組を立ち上げ
ます。

その名も『魁!!クイズ塾』

クイズ塾の頭文字がQJ(QUIZ JAPAN)になっているタイトルです。

一体どういう番組なのかは、もう少ししたらお知らせできると思いますが、今回は出来立てホヤホヤのオープニング映像をニコニコ動画にアップしました。

 



タイトルコールしてくださっているナレーターさんは、81Produce所属の中山恵梨香さんです。
『QUIZ JAPAN』のマスコットキャラがかわいく動いていますね(笑)。

ちなみにこのキャラ、名前はまだありません。なかなか良い名前が思いつかずに困っ
ています・・・。

第1回放送は11月下旬予定!

では、番組スタートまでもうしばらくお待ちください!

 

ch.nicovideo.jp