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好きなことで仕事しています。 -オタク社長の奮闘記-

by 企画制作会社セブンデイズウォー代表取締役、クイズ専門誌『QUIZ JAPAN』編集長、クイズ作家の大門弘樹

『第35回高校生クイズ』観戦記

先週の金曜日は『第35回高校生クイズのオンエアがありました。

 

高校生クイズと聞いて、イメージするのは世代によってまちまちです。

40歳以上なら福留さん司会で富士山に登って決勝戦、30歳以上なら福澤朗アナで「ファイヤー!」、20代なら超難問を答える「知の甲子園」。

時代の変遷とともに、番組の路線を何度も大きく変更してきた『高校生クイズ』ですが、今の高校生にとっては、「アメリカ横断」するのが『高校生クイズ』!

もちろんアメリカ横断ウルトラクイズのオマージュであることは40代以上はおわかりだと思いますが、今の高校生にとっては、初めて体験するワールドワイドなクイズの大冒険ツアーなのです。

「予算がない」と言われる現代のテレビ業界ですが、高校生クイズに限っていえば、日本から海外に、スケールアップしているのです。

かつてアメリカ横断ウルトラクイズは破格の予算がかかったクイズ番組としてギネス世界記録にも登録されました。

もちろん今の高校生クイズは、かつてのウルトラクイズのように、5週放送ではありませんし、100人を飛行機に乗せるような規模ではありません。

しかしそれでも、1回戦はわずか20分ほどの尺のために、60校を東京に集め、スタジオにセットを組み、クイズを行いました。

海外ツアーよりも、まずここに衝撃を受けました。

ウルトラクイズ』の場合はジャンケン、つまり成田空港のホテルでのロケでした。

あの『ウルトラクイズ』でも予算をかけなかった部分に、今の『高校生クイズ』はあえてお金をかけてスタジオ収録を行う。

私はここに、『高校生クイズ』スタッフの、参加者である高校生にクイズ番組に参加した想い出を作ってほしいという気持ちが込められていると感じました。

そして、幸運をつかんだ12校だけが味わえる大冒険。

グアムのドロンコ○×クイズも、ディズニーランドでの大声クイズも、グランドキャニオンの爆走トラッククイズも、ニューヨークのバラマキクイズも、自由の女神をバックに船の上でする早押しクイズも、どれだけ大人が味わいたいと思っても、決して味わうことはできません。

これを堪能できるのは、選ばれた高校生だけの特権なのです。

子供たちは「自分もあの場に立ちたい!」という憧れのまなざしで、そして大人は「かつてあの場を夢見た」という郷愁のまなざしで、アメリカを旅する高校生の姿を観る。

そんな図式が、今の「アメリカ横断高校生クイズにはあるように思います。

若いって素晴らしいですね。

そして、高校生たちが人生最高の体験を味わえる番組を作り続ける日本テレビとスタッフの皆さんに敬意を表したいと思います。