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好きなことで仕事しています。 -オタク社長の奮闘記-

by 企画制作会社セブンデイズウォー代表取締役、クイズ専門誌『QUIZ JAPAN』編集長、クイズ作家の大門弘樹

『頭脳王』が描く天才像

あっという間に12月です。もう2015年も残すところ、あとわずかですね。

さて、先日、『頭脳王』の第4回が放送されましたね。

結果は「東大医学部の異端児」水上颯の2連覇!

ネット上では、昨年にも増して「水上くんフィーバー」がすごいことになっております。

 

昨今めっきり少なくなった視聴者参加番組ですが、こうしたガチ路線のクイズ番組は視聴者あっての番組なので、まだまだ一般人からスターが生まれるんですね。

 

クイズ番組から生まれたアイドル的に人気のスターといえば、『第13回ウルトラクイズ』優勝の長戸勇人さんや、同『第15回』優勝の能勢一幸さん、そして『第30回高校生クイズ』優勝の田村正資くんが有名ですが、共通するのは女性に圧倒的な人気であること!

 

ビジュアルが重要なのはもちろんですが、特に水上くんは、天才ファクターと、笑わ
ないキャラが秀逸です。

僕が第3回の時に水上くんを見た時の第一印象は実写版L(DEATH NOTE)」でした。

そう、一言でいうと、「漫画の中にしかいないキャラ」なんです。

実は『頭脳王』がやろうとしていることは、「漫画やドラマの中にいるような天才を
実際に見つけ出す」ということなんだと解釈しています。

「考察ゲーム」なんて、その典型ですよね。

コンピュータと戦って勝つ。もはや漫画か『相棒』の右京さんです(笑)。

水上くんはその番組が求める天才像のど真ん中ストレートなんだと思います。

だって「考察ゲーム」でコンピュータに完勝しても、ピクリとも笑わないんですから。

『頭脳王』の問題には解説が一切ありませんが、これも彼ら出場者の「天才ぶり」を際立たせるための作戦だと思います。

「この番組はいっしょに問題を解く番組じゃないんです。とにかく天才たちのつきぬ
け具合を見てほしいんです」という意図なんでしょう。

 

そして、この番組が素晴らしいのは、天才たちに対して「詰め込み教育」「ガリベン」的な、偏見に満ちたステレオタイプな描き方をするのではなく、「頭の柔らかさ」や「守備範囲の広さ」といった角度からも賛美している点にあります。

東大生や京大生というと、視聴者側も「ガリベンなんでしょ?」みたいなレッテルを貼りがちでしょう。

視聴者がそういう偏見で出場者を観ないように、すごく細やかな注意を払っている番組なんだと観ていて感じました。

この番組を観た子供たちの中には、スポーツ選手や歌手に憧れるように、天才に憧れる子もいるんじゃないでしょうか。

それぐらい水上くんたちはカッコよかったです。

単なる「ビックリ人間番組」を超えた「学ぶことへの憧れ」を抱く番組。

そんな番組を作り上げた制作スタッフの皆さんに心より拍手を送りたいと思います。

 

さて、その天才・水上颯さんですがなんとQUIZ JAPANのオリジナル新クイズ番組『魁!!クイズ塾』の第1回に出演してくれています!

#1は期間限定で無料公開していますので、ぜひこちらもご覧くださいませ。

 

水上くんと同じ東大クイズ研のもう一人の天才・伊沢拓司のエッセイも絶賛発売中!

東大生クイズ王・伊沢拓司の軌跡 I ~頂点を極めた思考法~ (QUIZ JAPAN全書)

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『QUIZ JAPAN』vol.5  12月16日発売!

QUIZ JAPAN vol.5

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